他想:忧郁的世界、呻吟的世界、灵魂彷徨的世界……大概我的眼睛就是为了这样的世界而生的——忧郁的屋子里的忧郁的窗正朝着忧郁的废园敞开着。
他想:我现在生活着的这块地方,已经不是在“生的世界”里了;不过,也不是“死的世界”;可能是介于这两者之间的一个“幽寂的世界”。自己大概是生犹如死地在“死的世界”中彷徨……如果但丁是以活人的身份巡游了天堂和地狱……那末,自己现在所站的地方,至至少少是一条以死亡为底边并向死亡明显倾斜着的坡道。
憂鬱の世界、呻吟の世界、霊が彷徨する世界。俺の目はそんな世界のためにつくられたのか――憂欝な部屋の憂欝な窓が憂欝な廃園の方へ見開かれて居る。彼はそんな風に考へた。俺の今生きてゐるところは、ここはもう生の世界のうちでは無く、さうかと言つて死の世界でもなくその二つの間にある或る幽冥いうめいの世界ではないか。俺は生きたままで死の世界に彷徨してゐるのであらうか……ダンテは肉体をつけたままで天界と地獄をめぐつたと言ふならば……。少くとも、少くとも俺が今立つて居る処は、死滅をそれの底にしてその方へ著しく傾斜して居る坂道である……。
佐藤春夫《田园的忧郁》 ,吴树文译
上海译文出版社
*佐藤春夫『田園の憂鬱』